お台場散策（2008/12/30)

アクセサリーに魅せられて

コミケ３日目。フェリーに乗るのもすっかり慣れた。３日目は評論が多い。一通り目的の本を買って後は周りを適当に見る。今回気になったのは、アクセサリーのや手芸のスペース。かわいい小物が立ち並んでいて、見ていて飽きない。中にはプロのサークルもあり、１万円以上する商品もあった。
その中で何となく目にとまったサークルでネックレスを買った。ペガサスや鍵、地図など、冒険や旅をイメージさせるデザイン。値段も手ごろだった。

財布がない！

あらかた買い終わったので、ぼちぼち帰ろうとしたら、大変なことに気付いた。財布をバッグからとろうとしたら…ない！
どこかに落としたんだろうか。いや、きっとバッグにあるに違いない、もう一回落ち着いて探してみよう。何度も探してみたが、やっぱりない！
ネックレスを買ったときまでは財布があったのは覚えている。そこから、手芸関係のサークルをまわったあたりに落としたに違いない。移動したところを何度も往復して探すが、ない。
あきらめて、遺失物の担当に申し込むことにした。行列になっている。私以外にも落とし物をする人は多いようだ。待っている間に用紙を渡されたので、必要事項を書く。私の前に並んでいた人は、無事に見つかったらしい。すごくうれしそう。私の財布もきっと見つかるに違いない。
私の番になって受付の人に用紙を渡す。残念ながら、財布は届けられてなかった。がっかり。

当面のお金

それにしても、当面のお金をどうするか。はたと困った。何しろ、財布ごと落としたのだ。中には銀行のキャッシュカードや免許証も入っている。ここに至って、本を買うためにゆうちょ銀行からお金をおろしたことを後悔した。通帳はあってもカードがないからＡＴＭから引き出すことができない。
辛うじて全国共通のゆうちょ銀行の通帳は使えないことはないが、つい数時間前に同人誌を買うためにお金を引き出してしまい、ほとんど残っていない。
ああぁ。手数料をケチったために、その後の飲食費のメドがたたなくなった。どうしよう。
バックの中に現金がないか探してみた。通帳を入れておいたポーチの中に一万円がかろうじて入っていた。心の底からほっとした。これで東京にいる間の交通費と食事代くらいはまかなえる。九死に一生を得た気分だった。

警察に相談

ホテルまでの帰り道に交番があったので、遺失物の届けを出すことにした。
名前とか住所とか聞かれて、そこまではふつうの対応だったけど、どこで落としたのか聞かれて、東京ビッグサイトの名を出したら、苦笑されて、
「東京ビッグサイトっていうと、コミケってやつ？」
と警察の人に聞かれた。そうです。
いちおう、警官の人にも、ビッグサイトの近くの警察署に財布が届けられてないか調べてもらったけど、やっぱりなかった。
最初はすぐに見つかるだろうと高をくくってたが、だんだん不安になってきた。
でも、やることはやった。もうしょうがない。気持ちを切り替えて、もう寝よう。